住宅ローンおすすめ比較|金利・団信・審査のポイントを徹底解説
マイホーム購入は人生最大の買い物。その成否を分けるのが「住宅ローンの選び方」です。
「金利が一番低いのはどこ?」「変動と固定、どっちがいいの?」「団信(団体信用生命保険)って本当に必要?」など、悩みは尽きません。
最近では、ネット銀行の超低金利競争に加え、がん保障や全疾病保障といった「付帯サービスの充実」がトレンドとなっています。一方で、メガバンクの安心感や地銀の対面サポートも根強い人気があります。
この記事では、住宅ローン選びで後悔しないための比較ポイントと、それぞれのニーズに合わせたおすすめの金融機関を詳しく解説します。
住宅ローン選びの3大チェックポイント
「おすすめ」と言われるローンでも、あなたのライフプランに合っていなければ意味がありません。まずは以下の3点をチェックしましょう。
1. 金利タイプ(変動か固定か)
変動金利: 市場金利に連動して半年ごとに金利が見直されます。当初金利が圧倒的に低いため、月々の返済額を抑えたい方に最適です。ただし、将来の金利上昇リスクを負うことになります。
固定金利: 借入時の金利が完済まで(または一定期間)変わりません。返済計画が立てやすく、安心感を重視する方に向いています。
2. 団体信用生命保険(団信)の充実度
万が一の際にローン残高がゼロになる団信ですが、最近は「死亡」だけでなく「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」などの3大疾病や、あらゆる病気・ケガをカバーするタイプが増えています。
金利にわずか上乗せするだけで、生命保険代わりになる手厚い保障を選べるのが現在の主流です。
3. 諸費用と手数料
金利の低さだけで選ぶと、事務手数料や保証料で思わぬ出費になることがあります。
定率制: 借入額の2.2%程度(ネット銀行に多い)
定額制: 数万円〜(メガバンクなどの保証料型に多い)
総支払額で比較することが「賢い選択」の第一歩です。
2. 目的別・おすすめ金融機関ランキング
各金融機関の強みを踏まえ、タイプ別のおすすめを紹介します。
【変動金利・低金利重視】ネット銀行系
圧倒的な金利の低さを誇るのがネット銀行です。
PayPay銀行: 業界トップクラスの低金利に加え、審査スピードの速さが魅力。「超サポ団信」など保障面も進化しています。
auじぶん銀行: 「住宅ローン金利優遇割」により、au携帯やじぶん電気とのセット利用でさらに金利が下がります。がん50%保障が無料で付帯する点も高評価です。
住信SBIネット銀行: 全疾病保障が基本付帯しており、バランスの良さが特徴。WEB完結で手続きがスムーズです。
【安心感とバランス重視】メガバンク・大手銀
対面での相談が可能で、独自の付帯サービスが充実しています。
三菱UFJ銀行: メガバンクならではの安心感に加え、ネット専用の商品ではネット銀行に匹敵する低金利を実現しています。
SBI新生銀行: 事務手数料が安く抑えられるプランがあり、初期費用を抑えたい方に人気。また、独自の介護保障付き団信なども選べます。
【付加価値・独自サービス重視】
イオン銀行: 最大のメリットは「イオンでの買い物が毎日5%OFF」になる特典です。日々の生活費を節約できるため、主婦・主夫層から絶大な支持を得ています。
3. 審査を通しやすくするための対策
「借りたい」と思っても、審査に通らなければ始まりません。審査基準は銀行ごとに異なりますが、共通してチェックされるポイントがあります。
借入時・完済時の年齢: 多くの銀行で完済時の年齢は80歳未満とされています。
返済負担率: 年収に対する年間返済額の割合です。一般的に30%〜35%以内が目安ですが、25%以内に抑えると審査が通りやすくなります。
信用情報: クレジットカードの支払いや他のローンの延滞歴がないか。
勤続年数と雇用形態: 最近では転職直後や個人事業主でも対応可能な銀行が増えていますが、一般的には正社員で1年以上の勤続があると有利です。
4. 住宅ローン控除を最大限に活用する
住宅ローンを利用すると、年末のローン残高に応じて所得税などが控除される「住宅ローン控除(減税)」が受けられます。
建物の省エネ性能(ZEH水準など)によって最大控除額が変わるため、これから家を建てる・買う方は、物件自体の性能にも注目しましょう。金利の支払い分を控除額で相殺できる「実質金利マイナス」の状態を作れる可能性もあります。
結論:あなたにとっての「最適」を見つけるために
住宅ローンに「誰にでも共通する正解」はありません。
今の低金利を享受し、浮いたお金を投資や貯蓄に回したいなら「変動金利」。
将来の金利上昇に怯えず、家計管理を安定させたいなら「固定金利」。
医療保険の代わりとして充実させたいなら「団信重視」。
まずは、複数の銀行から見積もりを取り、「総返済額」と「保障内容」を横並びで比較することから始めましょう。
最近では、オンラインで一度に複数の銀行へ仮審査を申し込める一括比較サービスも充実しています。ご自身のライフスタイルに合ったパートナーをぜひ見つけてください。
あなたは「金利の安さ」と「保障の安心」、どちらを優先したいですか?その答えが、最適な銀行選びの第一歩になります。